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【連載6】奈良のものづくりコンサルタントは風にも負けず
昨日は晴天でしたが大変な暴風でしたね。それにもめげず、コンサルタントの仕事、仕事に熱中です。仕事のあとは、奈良橿原のワンショットバーでまた美味しいお酒(泡盛、赤霧)を飲みました。奈良にも美味しいお酒、グルメ、ランチ、ラーメン、等がたっぷりあります。
渾身の連載ブログ公開中ですので読んでね~~!!!
橿
さて、大変なご好評につきまして、奈良のおやじ経営コンサルタントがお送りする、中小企業会社さま向け、秘密の経営手法。
前回に続き、第6回目の『中小企業様に読んでいただきたい秘密の経営手法』を『おやじギャグ』を交えて、連載でご紹介します。
<第6回目>
『公式大会に孔子、期待かい?』
前段の『共同体段階』では、会社や各部門の目標を明確にし、企業の内部でさらに強い繋がりを作る段階でしたが、それにより発生する権限の集中を、部下を信じてうまく委譲し自律的な企業を作れた会社のみが次の段階に進めます。
『公式化段階』では、会社内部の仕事をすべて公式化[1]していきます。
つまり、就業規定や人事評価システム、予算や会計システム、財務管理制度、生産管理の種々の要領・手順などの規則・手続きを順次整備し導入します。
ちょっと抵抗のある言葉かもしれませんが、企業は『官僚制[2]的』になっていきます。
前段の『共同体段階』では、上司と部下間の会話は家庭的で世間話や冗談も含めた緩やかなもので統制されていましたが、このような非公式の会話は少なくなり、上下間は公式の情報伝達経路(朝礼、メール、専門会議、全体集会等)を通じて行われるようになります。
その中には、その会社特有の隠語めいたものも含まれますが、その企業で長年働いている人たちには明確にその意味が理解できるような言葉やマークもたくさん使われるようになります。
人事や財務、技術開発や生産管理の専門スタッフも多くなり、社長さんは戦略や中・長期計画の策定や実行に専念するようになります。
会社の日々の仕事は、権限委譲された中間管理職以下の人たちが責任を持って行います。
もちろん、社長さんと中間管理職の間にも定期的で効率的な情報交換、命令・実行のメカニズムが導入され、企業は安定的に成長を続けることができるようになります。
企業がより大きく複雑になるにしたがって、それを上手に管理するためには『官僚制的』なさまざまな規則や専門スタッフを導入することが必要不可欠なのです。
さて、ここまでくれば企業は安定的に順風満帆に成長していけるのでしょうか?
実は、大企業でも世間を騒がすような色々な問題が発生していますよね。従業員の長時間労働とか、パワーハラスメントとか、投資の失敗による債務超過とか、昔のように独創的な製品が開発できずに業績低迷とか、検査成績書の偽造とか。これらの不祥事によって、大企業でも存亡の危機に直面することがあります。
企業とはそんなに簡単にコントロールできるものではないのです。
結局は、個々の従業員さんやたくさんの資源をコントロールしなければならないことになりますからね。
さらに企業が大きく複雑になるにつれて、この官僚制的な仕組みをさらに強化していくことになります。
しかし、今は大きく改善されましたが、官僚制的とはいわゆる『お役所仕事[3]』と同じような意味で理解され使われていますよね。
これが『官僚制の逆機能』と呼ばれる厄介な現象です。
これは『目標の置換』とも言われる現象で、本来、規則や現場のルールは、その企業目標を達成する為の『手段』ですが、その部門メンバーにとって作った規則を守ることが『目標』に変わる本末転倒な現象です。
ることが『目標』に変わる本末転倒な現象です。
「これが我が社の規則ですから、守ってもらわなければこまります!!」と誰かさんががなり立てている姿が浮かんできますよね。
また、企業自体が硬直化しお客様への柔軟な対応や環境の変化への俊敏な対応ができなくなりますし、前に紹介したようなさまざまな不祥事をおこす可能性が高くなります。
ここまで会社が大きくなると大変難しい問題に直面することになりますが、この危機を乗り超えて、さらに企業が成長する方法はあるのでしょうか?
答えは・・・・・・・?
ジャジャーン!!!
ここでは「昔はよかったな!!」と懐古してみることです。昔の『共同体段階』では「みんなが家族的な雰囲気の中で和気あいあいと仕事をし、自分も仕事へのやる気があったよな~ッ!!」という時代です。
つまり、その時代に戻るのです!!! 戻るといっても従業員を解雇して会社を小さくしろというのではありません。詳しくは次項で説明します。
[1]公式化とは、組織内の職務がどの程度標準化されているかを示す。公式化が進むほど、担当者の決定権は小さくなり、従業員はいつでも同じように同じインプットを扱うように期待され、同一のアウトプットがもたらされる。
[2] 官僚的とは、厳格な権限の委任と専門化された職務の体系をもち、合理的な規則に従って組織の目標を能率的に実現する管理運営の体系。
[3] お役所仕事とは、形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語。
続く。。。。。。。
19/08/03
19/03/24
19/03/02
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昨日は晴天でしたが大変な暴風でしたね。それにもめげず、コンサルタントの仕事、仕事に熱中です。仕事のあとは、奈良橿原のワンショットバーでまた美味しいお酒(泡盛、赤霧)を飲みました。奈良にも美味しいお酒、グルメ、ランチ、ラーメン、等がたっぷりあります。
渾身の連載ブログ公開中ですので読んでね~~!!!
さて、大変なご好評につきまして、奈良のおやじ経営コンサルタントがお送りする、中小企業会社さま向け、秘密の経営手法。
前回に続き、第6回目の『中小企業様に読んでいただきたい秘密の経営手法』を『おやじギャグ』を交えて、連載でご紹介します。
<第6回目>
(1) 規則を作って規則を守る時代(公式化段階)
『公式大会に孔子、期待かい?』
前段の『共同体段階』では、会社や各部門の目標を明確にし、企業の内部でさらに強い繋がりを作る段階でしたが、それにより発生する権限の集中を、部下を信じてうまく委譲し自律的な企業を作れた会社のみが次の段階に進めます。
『公式化段階』では、会社内部の仕事をすべて公式化[1]していきます。
つまり、就業規定や人事評価システム、予算や会計システム、財務管理制度、生産管理の種々の要領・手順などの規則・手続きを順次整備し導入します。
ちょっと抵抗のある言葉かもしれませんが、企業は『官僚制[2]的』になっていきます。
前段の『共同体段階』では、上司と部下間の会話は家庭的で世間話や冗談も含めた緩やかなもので統制されていましたが、このような非公式の会話は少なくなり、上下間は公式の情報伝達経路(朝礼、メール、専門会議、全体集会等)を通じて行われるようになります。
その中には、その会社特有の隠語めいたものも含まれますが、その企業で長年働いている人たちには明確にその意味が理解できるような言葉やマークもたくさん使われるようになります。
人事や財務、技術開発や生産管理の専門スタッフも多くなり、社長さんは戦略や中・長期計画の策定や実行に専念するようになります。
会社の日々の仕事は、権限委譲された中間管理職以下の人たちが責任を持って行います。
もちろん、社長さんと中間管理職の間にも定期的で効率的な情報交換、命令・実行のメカニズムが導入され、企業は安定的に成長を続けることができるようになります。
企業がより大きく複雑になるにしたがって、それを上手に管理するためには『官僚制的』なさまざまな規則や専門スタッフを導入することが必要不可欠なのです。
さて、ここまでくれば企業は安定的に順風満帆に成長していけるのでしょうか?
実は、大企業でも世間を騒がすような色々な問題が発生していますよね。従業員の長時間労働とか、パワーハラスメントとか、投資の失敗による債務超過とか、昔のように独創的な製品が開発できずに業績低迷とか、検査成績書の偽造とか。これらの不祥事によって、大企業でも存亡の危機に直面することがあります。
企業とはそんなに簡単にコントロールできるものではないのです。
結局は、個々の従業員さんやたくさんの資源をコントロールしなければならないことになりますからね。
さらに企業が大きく複雑になるにつれて、この官僚制的な仕組みをさらに強化していくことになります。
しかし、今は大きく改善されましたが、官僚制的とはいわゆる『お役所仕事[3]』と同じような意味で理解され使われていますよね。
これが『官僚制の逆機能』と呼ばれる厄介な現象です。
これは『目標の置換』とも言われる現象で、本来、規則や現場のルールは、その企業目標を達成する為の『手段』ですが、その部門メンバーにとって作った規則を守ることが『目標』に変わる本末転倒な現象です。
ることが『目標』に変わる本末転倒な現象です。
「これが我が社の規則ですから、守ってもらわなければこまります!!」と誰かさんががなり立てている姿が浮かんできますよね。
また、企業自体が硬直化しお客様への柔軟な対応や環境の変化への俊敏な対応ができなくなりますし、前に紹介したようなさまざまな不祥事をおこす可能性が高くなります。
ここまで会社が大きくなると大変難しい問題に直面することになりますが、この危機を乗り超えて、さらに企業が成長する方法はあるのでしょうか?
答えは・・・・・・・?
ジャジャーン!!!
ここでは「昔はよかったな!!」と懐古してみることです。昔の『共同体段階』では「みんなが家族的な雰囲気の中で和気あいあいと仕事をし、自分も仕事へのやる気があったよな~ッ!!」という時代です。
つまり、その時代に戻るのです!!! 戻るといっても従業員を解雇して会社を小さくしろというのではありません。詳しくは次項で説明します。
[1]公式化とは、組織内の職務がどの程度標準化されているかを示す。公式化が進むほど、担当者の決定権は小さくなり、従業員はいつでも同じように同じインプットを扱うように期待され、同一のアウトプットがもたらされる。
[2] 官僚的とは、厳格な権限の委任と専門化された職務の体系をもち、合理的な規則に従って組織の目標を能率的に実現する管理運営の体系。
[3] お役所仕事とは、形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語。
続く。。。。。。。
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