【連載第14回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

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【連載第14回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

コラム

2018/05/10 【連載第14回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

最近は寒暖の差がはげしく、今日は1日雨模様ですが、わたしも1日ジメジメ仕事しています。でも庭のお花は元気いっぱいです!!!。

 

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さて、大変なご好評につきまして、奈良の経営コンサルタントがお送りする、中小企業会社さま向け、秘密の経営手法。

 

前回に続き、【連載第14回目】の『中小企業様に読んでいただきたい秘密の経営手法』を『おやじギャグ』を交えて、連載でご紹介します。

 

<連載第14回目>

 

ただ、アメリカは日本型経営をそのままマネることはあきらめましたが、日本型経営のいいとこどりをしました。その1つが、トヨタ生産方式を研究して編み出したリーン生産方式です。

1980年代に日本からアメリカに大量の自動車が輸出されるようになると、アメリカの自動車産業業界は日本車の価格の安さをダンピングであると非難した一方で、日本の自動車産業業界の研究を行いトヨタ生産方式の「ムダ取り」に着目しました。製造工程の「ムダ」という「ぜい肉」を落としたスリムな生産方式を「リーン生産方式」と名付けたleanには、「ぜい肉がなく引き締まって痩せている」というような意味合いがあるのです。

「リーン生産方式」はトヨタ生産方式と同様に製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に減らそうとするのが狙いです。元々はトヨタの大野耐一さんが、生産計画、ジャストインタイム(JIT[1]、カンバン方式[2]5S[3]、サプライチェーンマネジメント[4]、見える化[5]など工業的な生産活動に関連する改善・改革に関するモデルを作ったのです。

ただリーン生産方式が日本型経営と大きく違うのは、日本の製造業の生産システムはボトムアップ型[6]に基づいた暗黙知[7]ベースのシステムが形成されていることがほとんどで、その中で結果としてムダが排除されていくのですが、ボトムアップでは部分最適[8]に陥りやすく、局所的にムダが排除されても全体で見た場合にはムダが排除しきれていない状態が生じやすいということです(これはアメリカの専門家の見方ですが!!)

言い換えれば「いびつな贅肉の取れ方=ダイエットに失敗した状態」が起こりうるということで、それらを踏まえアメリカで行われた研究は、トヨタ生産方式と、トップダウン型[9]の形式知[10]ベースのシステムとの融合やその体系化などでした。トップダウン型になることによって、全体最適[11]が追求しやすくなり、組織全体としてバランスがよくなりムダを排除しやすくなると考えたのです。

 

 

[1] ジャストインタイム生産システム/方式、「必要なものを必要な時に必要な量だけ生産する」システム/方式のこと。

[2] カンバン方式とは、生産現場で、連続する工程間の仕掛在庫を最少にするための仕組み。トヨタ生産システム(TPS)でジャスト・イン・タイムを実現するために開発された手法の1つ。。

[3] 5Sとは、製造業・サービス業などの職場環境の維持改善で用いられるスローガンである。各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動(整理,整頓,清掃,清潔に「躾」(習慣化の場合もある)を加えた5項。

[4] サプライ・チェーン・マネジメント,供給連鎖管理とは,物流システムをある1つの企業の内部に限定することなく、複数の企業間で統合的な物流システムを構築し、経営の成果を高めるためのマネジメント手法

[5] 見える化(みえるか)とは、もともと、製造現場で故障工程が分かる赤ランプを皆が見える表示盤に即時点灯させる運動からはじまり、営業、経営といった企業活動においてデータから得られる問題を客観的に把握しやすい指標、数表、グラフなどにして組織に共通認識させることをいうようになった

[6] ボトムアップとは、全体のうち下位に位置する側から上位に向かって手続きや伝達を進める方式のことである。 企業や組織におけるボトムアップは、現場に携わる担当者が提案や試算を行って上層部へ提議し、上層部がこれを組み上げて承認する、といった流れによる意思決定を指すことが多い。

[7] 暗黙知とは、認知の過程あるいは言葉に表せる知覚に対して、(全体的・部分的に)言葉に表せない・説明できない身体の作動を指す

[8] 全体最適の反対の意味として、部分最適(局所最適)という経営用語があります。 部分最適とは、企業や組織、システムにおいて、部署や要素それぞれを最適化させる問題解決手法を指します

[9] トップダウン手法とは、木構造の上位から下位に向かって段階的に処理する手法。 対義語はボトムアップ手法である

[10] 形式知は知識の分類の一つであり、主に文章・図表・数式などによって説明・表現できる知識を指す。 暗黙知に対する概念である。 明示知ともいう

[11] 全体最適とは、システムや組織(特に企業)の全体が最適化された状態であることを意味する語。一部のみが最適化されていることを指す「部分最適」と対比される語であり、システムや組織の理想像として挙げられることが多い。

 

続く。。。。。

 

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