【連載第16回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

株式会社奈良ものづくりコンサルティング

090-9287-0505

〒633-0041 奈良県桜井市上之宮401-2

営業時間 / 9:00~17:30 定休日 / 土日祝

【連載第16回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

コラム

2018/06/23 【連載第16回目】奈良の経営コンサルタントがお送りする、日本型経営の強み

大阪南港で100名様の研修会講師を務めさせて頂きました。熱気ムンムンでした!!!

詳しくは、6/11のお知らせをご覧ください。

 

p_20180609_164139_hdr1

 

p_20180622_062545_hdr1

 

さて、大変なご好評につきまして、奈良の経営コンサルタントがお送りする、中小企業会社さま向け、秘密の経営手法。

 

前回に続き、【連載第16回目】の『中小企業様に読んでいただきたい秘密の経営手法』を『おやじギャグ』を交えて、

連載でご紹介します。

 

<連載第16回目>

 

私は、この『集団主義』と『ボトムアップ方式の意思決定』が戦後の日本を世界一の品質を誇る『ものづくり国家』にし、

『奇跡の復興』を成し遂げた原動力だったと考えています。もちろんほかにも要因があります。ジェイムズ・アベグレン[1]

さんの、1958年の著書「終身の関係」で日本的経営の特徴であるとした、いわゆる三種の神器と呼ばれる、『終身雇用[2]

『年功序列[3]』『企業別労働組合[4]』です。しかしこれらも、日本人独特で伝統的な『集団主義』の考え方を基礎として、

その当時の外部の厳しい環境変化によって生まれてきたものだと思います。

日本に生まれ育つことにより醸成される他国に類を見ない独特な『集団主義』の意識により、従業員は自分が働いている企業

や仲間との間に強い帰属意識[5]を持っています。また、エズラ・ヴォーゲルさんが『ジャパン・アズ・ナンバーワン(日本型

経営が世界で最高!!)』の中で、日本の高い経済成長の基盤になったのは日本人の学習への意欲と読書習慣であると述べて

いるように、日本人は歴史的にも新しい知識への強いあこがれと獲得意欲[6]を持っています。この帰属意識と知識への強い

あこがれ、それとたまたま戦後にアメリカから紹介され、日本で花開いたQCサークル[7](小集団改善活動)などの品質管理

手法、効率化手法、トヨタさんから始まったとされる(諸説ありますが)5S活動[8]など、日本人の古来からの資質にピッタリ

ときたものを用いて、現場にたずさわる作業者さんや担当者さんが自主的に自己啓発、相互啓発を行い、飛躍的な品質の向上

や生産性の向上を成し遂げました。まさに『奇跡のコラボレーション[9]』だったんですね。

わたしは『はじめに』の中で、「残念ながら、日本のものづくり中小企業の経営者さんは、戦後の高度成長の時代に、『やり

たいこと』が明確ではなく、『やる人』の効率的な教育も不得意で、『先立つもの』にもあまり苦労せずにきました」と書き

ましたよね。この時代、社長さんや番頭さんは何をしていたんでしょうか。

ちょっと社長さんや番頭さんには耳の痛い話で、異論もたくさんあるでしょうが、高度成長期のような「つくれば売れる」時代

には、日本人の集団主義による企業に対する勤勉さと、高い知識を持ち自己啓発[10]・相互啓発[11]を行って、自主的に品質

や効率を上げてくれる従業員さんたちがいれば、社長さんや番頭さんの本格的な管理能力はあまり必要ではなかったんです。

それゆえに日本では現代にいたるまでマネジメント[12]の必要性や価値、それを実現する能力について真剣に議論されること

もなかったんですね。

 

 

[1] ジェームズ・アベグレン(James Christian Abegglen1926 – 200752日)は、アメリカの経営学者。日本企業の

経営手法を「日本的経営」として分析し、戦後の日本の企業の発展の源泉が、「終身雇用」、「年功序列」、「企業内組合」に

あることをつきとめた。また、「終身雇用」という言葉の生みの親として知られる。

[2] 終身雇用は、同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。長期雇用慣行(ちょう

きこようかんこう)ともいう

[3] 年功序列とは、官公庁や企業などにおいて勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム

[4] 企業ごとに常勤の従業員だけを組合員として組織する労働組合。横断的な組合である職業別組合が多い諸外国と大きく違う

ところ。企業との雇用関係がなければ存在しない。また、組織運営の独立性が強いのが特徴である

[5] 帰属意識とは、 ある集団に自分が属している、その集団の一員であるという意識。 企業や民族などさまざまな規模・単位

について用いられる。

[6] 私は自己啓発と同じような感覚だと思いますが、自己啓発とは、自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為

である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。

[7] QCサークルは、同じ職場内で品質管理活動を自発的に小グループで行う活動である。 全社的品質管理活動の一環として自己

啓発、相互啓発を行い、QC手法を活用して職場の管理、改善を継続的に全員参加で行うものである

[8] 5S(ごエス、ごーエス)とは、製造業・サービス業などの職場環境の維持改善で用いられるスローガンである。各職場にお

いて徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動に「躾」(習慣化の場合もある)を加えた5項。整理(せいり、Seiri

:いらないものを捨てる、整頓(せいとん、Seiton):決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にして

おく、清掃(せいそう、Seisou):常に掃除をする、清潔(せいけつ、Seiketsu):3S(上の整理・整頓・清掃)を維持し職場

の衛生を保つ

躾(しつけ、Shitsuke

決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

[9] コラボレーション(英: collaboration)は、「共に働く」「協力する」の意味で、「共演」「合作」「共同作業」「利的協力

」を指す語である。日本語ではコラボと略されることも多い。

[10] 注釈39を参照

[11] 相互啓発の代表的な事例として日本の産業界では、小集団活動がよく知られている。小集団活動では、従業員が自主的に参加

するということとテーマは設けないということが特徴で、少人数のメンバーが対面してコミュニケーションをとることで、継続的

に共同活動を行うことで相互需要関係を深めていく。

[12] マネジメントとは、「経営管理」などの意味を持つ言葉で、組織の目標を設定し、その目標を達成するために組織の経営資源

を効率的に活用したり、リスク管理などを実施する事

 

 

 

 

株式会社奈良ものづくりコンサルティング
電話番号 090-9287-0505
住所 〒633-0041 奈良県桜井市上之宮大字上之宮401-2
営業時間 9:00~17:30 定休日 / 土日祝

TOP